blog始めての二日目。

昨夜はやはり夢を見ていたらしい。その夢は何故か、いつも忙しくしている。忙しいのか、人に、あれこれと伝えている。それは自分が思う様な仕事を始めた頃からだろうか。どちらかと言えば人と話す事は苦手なほうで余り、同じ年齢の友人も殆ど、いや全然居ない。自分から接しる方では無いから、人から話しかけられる筈もない。しかも一人っ子では尚更の事。 いわゆる浮世離れした変り者なのだろう。だから懸命に自分が一人で出来る仕事を探した。集団の中に入れないのなら、自分の好きな事を見つければいい。もし、私が自身ある才能や学歴があったなら、それは自分がみつけなくても先方からみつけてくれるだろう。けれど、私にとったら、それは自分を探す旅でもあったに違いない。そして最初に見つけたのは、小さな子供達の居場所の空間だった。其処には猫が居た。絵本が積んである棚。クレヨンとノート、窓の外には薔薇が咲いている。仔犬が転げ回っている。道の向こうにはヒメジョオンの咲く野原。道沿いには森のトンネルが続く。それは私が幼児期に病床の部屋で見た景色と余りにも似ている。何と不思議な事だろうか。其処こそ最初に自分が見つけた仕事場なのだった。子供達と好きに絵を描いた。自由な時間は台本もカリキュラムも無い。けれどその場所には教材があった。音楽が聴こえる。積ん読棚は、あらゆる本が読んでおくれよ!と風の悪戯かページをめくっている。そんな空白の時間は私の絵を知る最初の出逢いでもあった。